87号車「ショップチャンネルランボルギーニGT3」
Lamborghini HURACAN GT3
細川慎弥/佐藤公哉/元嶋佑弥組
決勝:4位、予選Q2:5位、予選Q1:7位、公式練習19位

88号車「マネパランボルギーニGT3」
Lamborghini HURACAN GT3
織戸学/平峯一貴/高橋翼組
決勝:25位、予選Q2:17位、予選Q1:17位、公式練習17位


過去最高のギャラリーを集めたSUPER GT富士ラウンドで
87号車ウラカンが4位で2014年以来の上位フィニッシュ!

 

【本文】
2台のランボルギーニ・ウラカンGT3でSUPER GT 300クラスを戦う「チームJLOC」に対してテクニカルサポートを実施しているフォルテック。エンジンオイルは、高い耐久性を誇るレーシンググレードの「RACING HYPER」、ブレーキフルードはドライ&ウエット沸点を大幅に上回る性能を誇る「RACING BRAKE FLUID」、パワーステアリングは「RACING POWERSTEERING FLUID」。これらのフォルテックの頑強なオイルたちがチームJLOCのレース活動をあらゆる面からサポートしている。
SUPER GT第2戦は、昨年50周年を迎えてた富士スピードウェイに舞台を移し、ゴールデンウィーク真っ只中の5月3〜4日に開催された。チームJLOCは、今大会にも87号車「ショップチャンネルウラカンGT3」と88号車「マネパランボルギーニ」の2台を持ち込み、87号車はレギュラーの細川慎弥/佐藤公哉組に加えて、3rdドライバーとして元嶋佑弥選手を起用。88号車はレギュラーの織戸学/平峰一貴組に加えて、ルーキーテストでシートを獲得した高橋翼選手が3rdドライバーとして乗車することになった。
レースウィークは晴天の予報だったが、土曜日の公式予選では、午前中は差し込んでいた太陽が雲に隠れてしまい、風が冷たかったこともあり、路面温度が思うように上がらない状況となってしまった。しかし、日曜日の決勝レースでは午前中から強い日差しが照り付けて、タイヤ選択も時期としてはややハード方向にシフトする良好なドライコンディションに恵まれた。その陽気に誘われて、サーキットには2日間で9万2100人もの観客が訪れ、『SUPER GT』では最高の入場者が見守る中でレースが決勝スタートした。

 5月3日(水)の予選日。予選セッションが始まる14時40分は日差しが陰った曇り空となった。気温18度、路面温度30度という状況。温度が高いうちにとセッション開始と共に多くの車両がコースに入った。87号車は細川慎弥選手、88号車は織戸学選手が担当。87号車と88号車は2台並んでやや遅れたタイミングでコースインしていった。
コースでは序盤から比較的ハイペースで周回を重ねた。これまでのコースレコードは1分35秒707。各車がアタックラップに入って来たのは残り7分ほど。開幕戦の覇者である4号車、そして11号車が1分36秒後半でトップに立った。ランデブー走行の87号車と88号車がセクター1&2をベストで通過。セクター3はやや遅れたが、87号車は1分36秒826の2番手、88号車は1分36秒987の4番手と、いきなり好タイムをマークした。
残り6分。4号車が1分36秒189でトップに返り咲く。その時点で87号車と88号車は7番手と8番手に落とされていたが、87号車は再びセクター1をベストで通過してきた。ここで11号車がコースレコードに迫る1分35秒864を叩き出す。87号車と88号車はランデブーでフィニッシュラインを通過。87号車は1分36秒455で4番手にアップ、88号車は1分36秒995で自己タイムの更新はできなかった。
残り2分の時点で87号車は7番手に留まり、88号車は14番手まで落とされる。土俵際で踏ん張ったが、残り1分45秒でカットラインから落とされてしまった。セッション終了では、87号車は7番手、88号車は17番手となり、87号車がQ2進出を果たした。
GT500クラスのQ1が終わってやや日差しが戻ってきたGT300クラスの予選Q2。久々の好走を見せる87号車が、7番手からどれだけ有利なポジションに上げていけるのかに注目が集まった。セッション残り10分30秒で87号車がコースイン。Q1で11号車が計測した1分35秒864がとりあえずのターゲットだ。
佐藤公哉選手が担当したQ2は、残り5分を切ったところで動き始める。4号車が1分36秒156でトップタイムをマーク。しっかりとタイヤを温めてクリアラップを確保した87号車は、単独走行でセクター1をトップタイムで通過。セクター2はややタイムを落としたが、フィニッシュラインでは1分36秒351という2番手タイムをマークしてみせた。
トップタイムは再び1分35秒台に入り、残り3分で4号車が1分35秒824をマーク。 87号車は再びセクター1タイムを計測したが、セクター3でのミスもあり、決勝におけるタイヤ消耗を考慮して、87号車はやむなくQ2のアタックを終了させた。セッション終了時まで6番手をキープしていたが、3番手タイムの33号車がペナルティ適用で14番手にドロップしたため、87号車の決勝は5番グリッドからスタートすることが決まった。
5月4日(木)の決勝日。昨日とは打って変わって、真夏を思わせる日差しがサーキットを覆った。しかし、ときおり強く吹く風がまだ冷たく、過ごしやすい気候となった。

 今年から決勝日のフリー走行が廃止されたため、お昼前のウォームアップ走行が決勝日最初の走行となる。5番手スタートの87号車は第1ドライバーが佐藤公哉選手、17番手スタートの88号車は第1ドライバーが平峰一貴選手が担当する。5万8000人の観客が見守る第2戦の決勝レースは、絶好のドライコンディションで110周がスタートした。
GT500クラスは各車トラブルフリー、続くGT300クラスも大きな混乱なくミスなくスタート。1コーナーは中盤ラインからイン側をうまくキープして立ち上がった87号車が5番手をキープ。しかし61号車の執拗なプッシュを受けて、ダンロップコーナーではアウト側から被せてきた61号車にインラインを奪われて87号車は6番手にダウンしてしまう。ストレートではすかさず61号車のスリップに入り、1コーナー進入では87号車が5番手を奪還してみせた。その後、61号車と7号車が6位争いを展開する間に87号車は逃げる展開となり、順位を落とした9号車と51号車による3番手争いに発展した。
大きなアクシデントなくレース1/3が終了。GT500クラスのルーティンピットがほぼ終わり、GT300クラスの1度目のピットが始まったが、88号車はかなり早いタイミングの28周目でピットイン。平峰選手から織戸学選手にバトンタッチした。対する87号車はかなり遅らせて42周目にピットイン。佐藤選手から細川慎弥選手にスイッチした。 
GT300クラスの順位が落ち付いたのはレース中盤。87号車は6番手、88号車は12番手を走る展開だ。2度目のルーティンピットは88号車から動いた。織戸選手から再び平峰一貴選手に交代。レース67周目。快調にトップを走り続けていた4号車にトラブルが発生して87号車は5番手に順位を上げた。そして長めのスティントをこなした87号車がピットイン。細川選手から第3ドライバーの元嶋佑弥選手にスイッチした。
レース終盤。87号車は5番手をキープ、88号車は12番手を走る。ところが、101周目に平峰選手が操る88号車にトラブル発生。パナソニックコーナーで右リアタイヤが外れてコースサイドに停車する事態が発生してしまう。そして、レース残り4周というところで87号車の前を4番手で走っていた4号車に再びタイヤトラブルが発生。そのままピットインしたことから87号車が4番手にアップ。そのままファイナルラップを迎えてレースはフィニッシュ。87号車は2014年の3位表彰台に迫る4位入賞を獲得したた。88号車はホイール外れに伴うペナルティを受けたが25位で完走を果たした。

 2017年SUPER GT第3戦は、昨年は熊本地震の影響で開催できなかった熊本・オートポリスがSUPER GTの舞台として2年ぶりに帰ってくる。5月20〜21日開催の「SUPER GT in KYUSHU 300km」。チームJLOCの更なる活躍に期待したい。

2017 AUTOBACS SUPER GT Round 2
FUJI GT 500 km RACE
[決勝日]2017年5月3日(水)〜4日(木)
[開催地]静岡・富士スピードウェイ
[GT300]天候:晴れ、路面:ドライ、出走:28台、完走:27台