87号車「ショップチャンネルランボルギーニGT3」
Lamborghini HURACAN GT3
細川慎弥/佐藤公哉組
決勝18位/予選22位/公式練習25位


88号車「マネパランボルギーニGT3」
Lamborghini HURACAN GT3
織戸学/平峰一貴組
決勝16位/予選20位/公式練習23位


SUPER GT復活のオートポリスは重量に泣く!
サバイバルレースを”頑強”な精神で耐え抜いた!!


 


 フォルテックの製品はSUPER GTを戦うチームにも採用されている。GT300クラスにランボルギーニ・ウラカンGT3でエントリーしている「チームJLOC」だ。エンジンオイルは、高い耐久性を誇るレーシンググレードの「RACING HYPER」、ブレーキフルードはドライ&ウエット沸点を大幅に上回る性能を誇る「RACING BRAKE FLUID」、パワーステアリングは「RACING POWERSTEERING FLUID」。フォルテックの頑強なオイルたちがチームJLOCのレース活動をあらゆる面からサポートする。

 2017年のSUPER GTシリーズは、熊本と大分との県境に位置するオートポリスで第3戦を迎えた。昨年も第3戦としてカレンダーに組み込まれていたが、震災の影響で中止となってしまったラウンド。2年ぶりの開催にエントラントもファンも例年以上の強い思いを抱いて会場に集結した。決勝日には1万8千人を超えるギャラリーを前に激しいバトルが展開された。
オートポリスは起伏に富みコーナリング時間の長いコース。その分ウエイトが大きく響き、セッティングが決まっていないとタイヤも傷めやすい。レースウイークは好天に恵まれ、気温は5月にしては上昇。コースの一部は昨年再舗装されたばかりで、ラバーがのっていない路面と高温がタイヤにどう影響するのか読みづらい状況となった。抜きづらいこのコースで2クラスが混走するとなると、トラフィックがレースの流れを左右することもある。
フォルテックがサポートするチームJLOCも、2台のランボルギーニ・ウラカンGT3を九州に持ち込んだ。87号車「ショップチャンネルランボルギーニGT3」に細川慎弥/佐藤公哉、88号車「マネパランボルギーニGT3」に織戸学/平峰一貴という組み合わせは開幕戦と同じ。二週前に行われたばかりの前戦では87号車が4位に入りチームは上り調子。一方でその第2戦では+25kgだったBoP重量は今回再び+40kgとなり、87号車には16kgのウエイトハンデも加わって条件は厳しくなった。

 予選日5月20日(土)は雨の心配のない晴天。GT300クラスのQ1が始まる13時30分には気温が26度に到達。
路面温度は46度で、少し季節を先取りしたようなコンディションとなった。87号車に佐藤選手、88号車には平峰選手と、普段はQ2を担当する若手2人が乗り込んだ。
開始と同時に各車続々とコースインしていくが、まだタイムを出すに至らない段階で52号車のコースアウトにより赤旗が出され、セッションが中断してしまう。再開後の残り時間は約10分で、この間に全車が一斉にアタックを狙う忙しいQ1となった。チームJLOCの2台は残り6分を切ってタイムを出し始めるが、10番手〜14番手といったところで、アタックを重ねてもあまり変わらない。上位14台が進出できるQ2に進むためには、大きくペースを上げる必要があった。残り3分半程度で2台ともにカットライン下へ追いやられる。しかもこの頃にはどのチームどのマシンもあまり大きくはタイムアップしない状況になってきた。残り2分頃、87号車はもう一度アタックするが、この傾向は変わらず20番手までしか上がれない。各車このコンディションにラストアタックに挑むことを諦めたようで、セッション最終盤での大きな動きはなくQ1は終了した。88号車は1分46秒479で20番グリッド、87号車は1分46秒720で22番グリッドが確定した。

 21日(日)決勝日も好天は続いたが、夏日となった前日に比べ過ごしやすい気候になった。14時のレース開始を迎えて気温は22度。路面温度は31度で前日より10度以上低いコンディションとなった。公式練習、予選を通じて軽量でコーナリングを強みとする車両の優位が見えてきた。この状況を打破するのにチームJLOCがどんな作戦を取てくるのか注目される。スタートドライバーは88号車が予選を走らなかった織戸選手、87号車は予選Q1に続き佐藤選手が担当する。決勝は4.674km×65周で争われる。
88号車が20番手から、87号車が22番手から、前後に並んでスタートを切る。今季のランボルギーニ・ウラカンGT3は燃料の重い段階でペースが上がらない傾向があり、今回も2台ともにスタートしてしばらくポジションを落とすことになった。数周して88号車が22番手、87号車が23番手となった辺りでレースの流れはいったん緩むことに。GT500クラスの8号車がスピンしてコース上に停まってしまうと、GT300クラスの31号車と18号車がこれを避けきれずヒット。8号車と31号車は動けなくなってしまい、デブリもかなり散らばってセーフティカーが入る事態に。コース上では流出したオイルの処理も行われ、セーフティカー先導での走行は20分以上続いた。レースが再開されると2台ともポジションを落とすことはなくなったが、前をパスするのも難しく88号車が20番手、87号車が22番手で動かない状況が続く。トラフィックが影響しているのか、前後との差が詰まったり開いたりの一進一退となった。
レース3分の1を消化した辺りでGT500クラス上位争いの集団に呑み込まれると、チームJLOCは早めのピットインを選択。88号車は平峰選手、87号車は細川選手に交代する。まだピットを済ませるマシンは数えるほどしかなく、ほとんどがコース上を走り続けていたため、2台はいったん最後尾につけることになった。ここからロングランで追い上げたいところだったが、ピットから出た87号車は折悪しくもGT500クラスが先頭争いをしているところに割って入ってしまった。ペースの違う相手に気を遣いながらのドライブを強いられる。88号車の方も、ピットから出て数周するとGT500クラスの3台が激しい6位争いをする中に巻き込まれる形となった。ここで後方から接触され、リアのパーツが飛び散る程度の衝撃を受けたが、平峰選手がマシンをコントロールし、コース上に留まってレースを続行する。2台ともに苦しい流れながら、粘り強いレース運びでフィニッシュまで耐え抜き、88号車が16位、87号車が18位完走。第2スティントを長く取ったため、最後はタイヤの摩耗も進んでいたはず。タフな勝負だったが2台それぞれスタートよりポジションを4つ上げた。

 今後のSUPER GTカレンダーは約1ヶ月お休み。次戦第4戦は7月22〜23日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催される。

2017 AUTOBACS SUPER GT Round 3
SUPER GT in KYUSHU 300km
[開催日]2017年5月20日(土)〜21日(日)
[開催地]大分・オートポリス
[決勝データ]天候:晴れ/路面:ドライ
[GT300データ]出走:30台/完走:27台