新生・恋の浦はドライ路面ながらも荒れ模様!

SC2田口勝彦が今季初優勝そして恋の浦3連覇達成!!

 全日本ダートトライアル選手権の第2戦が、福岡県福津市にあるスピードパーク恋の浦で開催された。ここはジムカーナコースも併設する九州モータースポーツの新名所として知られ、今シーズンからコース改修も行われて、これまで以上にダイナミックな走りができるコースへと生まれ変わった。レースウィークの天候は土曜日の雨の影響が残ったものの、決勝日には土ボコリがあがる良好なドライ路面での戦いとなった。初夏を思わせる陽気に誘われた大勢のギャラリーが来場。全国各地から集結した合計120台のエントラントの激走を見守った。
 決勝コースレイアウトは、スタートからコース奥側まで右回りで駆け上がり、下りのハイスピードの下りからタイトな左コーナーへ進入。再びコース奥側に左回りで駆け上がって、S字状に下段の島回りに入り大きな右回りでフィニッシュする構成が採用された。
 今回参戦したフォルテックサポートドライバーは、PN部門は、PN1クラスでZC32Sスイフトスポーツを駆る宝田ケンシロー選手、PN2クラスでZN6 86を駆る竹本幸宏選手らオクヤマワークスドライバー勢に加え、九州を得意とするZF2 CR-Z使いPN1児島泰選手、PN2クラスでZC6 BRZを駆る坂井義浩選手、開幕戦の覇者であるNCP131改ヴィッツターボを駆る櫻井貴章選手らが参戦。
 N部門では、DC2インテグラを駆るN1ディフェンディングチャンピオン岡翔太選手を始め、N2クラスでCT9Aランサーを駆る秋田の伊藤久選手やCZ4Aランサーを駆る浜田隆行選手が参戦。SA部門では、開幕戦のSA1覇者であるDC5インテグラ使い稲葉幸嗣選手、SA2クラスには、CT9Aランサーを駆る太田延昭選手や、CZ4Aランサーを駆るベテランラリースト大西康弘選手が参戦。
 SC部門には、今シーズンからSC2クラスに復活した杉尾泰之選手とGDBインプレッサでダブルエントリーする若手期待の平木亮選手が参加。SC2ではCT9Aランサーを駆る上原吉就選手、CT9Aランサーを駆る岩下幸広選手、CZ4Aランサーを駆る吉村修選手、CZ4Aランサーを駆る国際ラリースト田口勝彦選手が参戦した。D部門では、CT9Aランサーを駆る地元九州の江川博選手や長野の山本康徳選手が参戦した。
 開幕戦こそライバルに勝利をさらわれたが昨年のSC2チャンピオン田口勝彦選手は第1ヒートから気を吐いていた。岩下選手が1分35秒台で暫定ベストを守る中、シードドライバーの吉村選手が1分34秒410で2番手タイムをマーク。最終走者の田口選手は暫定ベストを約1秒上回る1分33秒772というベストタイムを計測して第1ヒートを制してみせた。
 後半クラスは第1ヒートから超硬質路面になっていたが、やや路面が荒れているセクションもあったため、必ずしも超硬質ドライタイヤを選択することが正解でもなかったようで、第2ヒートに向けたタイヤ戦略は混迷を極めた。SC2クラスの第2ヒートはタイムダウンに終わる選手も多く、上原選手は1分35秒台、岩下選手も1分34秒台と自己タイムは更新したもののベストタイムには及ばなかった。シードゼッケンの吉村選手は前走車トラブルにより再出走となっている。
 最終走者の田口選手はギリギリの走りを披露してフィニッシュ。1分32秒743でベストタイム更新となり、最後に再出走する吉村選手のフィニッシュを待つ。ところが、吉村選手はマシン不調に見舞われタイムダウン。第1ヒートのタイムで3番手となった。この結果、田口選手が今季初勝利を挙げ、恋の浦3連覇を果たした。また、地元の岩下幸広選手が4位、上原吉就選手は6位とアルテックレーシング勢が2台とも入賞した。フォルテックカラーのGDBインプレッサでダブルエントリーする杉尾泰之選手と平木亮選手は、公開練習のエンジントラブルで決勝不出走となった。
 PN1クラスは宝田ケンシロー選手が2本ベストの完全勝利。児島泰選手は2本とも3番手タイムに留まり3位表彰台を獲得した。PN2クラスは櫻井貴章選手が2番手タイムで折り返したが、第2ヒートは精彩を欠き5位入賞に留まった。また、若手期待の竹本幸広選手は第1ヒートで大転倒。車両は大破したがドライバーは命に別状がなかった。坂井義浩選手は7位となった。
 N1クラスはフォルテックカラーをまとう岡翔太選手が第1ヒートで2番手となったが、勝負の第2ヒートでは何とタイムダウン。第1ヒートのタイムで3位表彰台を獲得した。N2クラスでは開幕戦丸和で4位入賞を果たした伊藤久選手が6位入賞。浜田隆行選手は第2ヒートで自己タイムを更新したが、13位に終わった。
 SA1クラスは、開幕戦丸和で優勝した稲葉幸嗣選手が3位表彰台を獲得。SA2クラスは今季初参戦となった太田延昭選手が7位で久々のシングルフィニッシュ。ベテランラリースト大西康弘選手は第2ヒートであろうことかタイムダウン。10位でポイントを獲得した。
 Dクラスは第1ヒート2番手タイムを出していた江川博選手に期待が集まった。第2ヒートは残念ながらタイムを上げられず第1ヒートのタイムで3位。自身久々の表彰台獲得となった。また、山本康徳選手も第2ヒートで自己タイムを更新して6位入賞。フォルテック勢がそろって好走した。
 JAF全日本ダートトライアル選手権第3戦は、5月6〜7日に青森県のサーキットパーク切谷内で開催される。晴天なら超硬質ドライ路面となる切谷内は、高低差のあるコース攻略とタイヤ選択がキモ。フォつテックサポートドライバーたちの活躍に期待したい。なお、2017年全日本選手権のシリーズ成績は、2017年11月末に開催されるJAFモータースポーツ表彰式で正式認定される。

2017年JAF全日本ダートトライアル選手権第2戦
RASCAL SPRING TRIAL IN KYUSHU
開催日:2017年4月15日(土)〜16日(日)
開催地:福岡県・スピードパーク恋の浦
主催者:モータースポーティングクラブラスカル[RASCAL]/福岡モータースポーツクラブ[FMSC]/ラリークラブオオイタ[RC・OITA]



SC2ディフェンディングチャンピオン
田口勝彦選手が2本ベストの完勝!


開幕戦の悔しさを覆す完璧な勝利をモノにした
PN1宝田ケンシロー選手。