厳しい寒波に泣いた全日本ジムカーナ開幕戦で

JインプレッサのSC西原正樹がデビューウィン!

 全日本ダートラから一週間後の3月25〜26日に栃木県のツインリンクもてぎ南コースで全日本ジムカーナ選手権の2017シーズンが開幕した。この大会はツインリンクもてぎが今年で20周年を迎えたことから、2デイのアニバーサリーイベントとして行われた。しかし、土曜の公開練習から晴天に恵まれたが気温が低く、日曜の決勝は天気予報どおりの雨模様となってしまい、真冬を思わせる寒さにも見舞われて超低温路面での戦いとなった。
 決勝コースレイアウトは南コースをフルに使い、ダイナミックな高速セクションと複数のターンセクションを組み合わせたバランスの取れた設定。ターンを構成するパイロンの数も4本巻きや3本巻き、2本巻きに1本巻きと多種多様で、コース内の2箇所には巨大パイロンが置かれてギャラリーにとってもランドマークになっていた。
 132台がエントリーした開幕戦もてぎ南。全日本ジムカーナは今年からクラス区分が変更されてN部門がなくなり、PN1〜PN4、SA1〜SA4、SCの合計9クラス構成となった。昨年までN部門を戦っていた多くの選手たちは車両をSA化してSA部門に移行している。
 そんな開幕戦に参加したフォルテックサポートドライバーは5名。2015年PN1チャンピオンの阪本芳司選手はPN3クラスに移行してZC6 BRZで戦うことになった。PN3クラスには西野洋平選手が継続参戦しているため、サポートドライバー同士の戦いも見ものとなる。PN4クラスにはGVB WRX STIを駆る掛札雄一選手が今季も参戦。昨年まではSA3クラスで戦っていた田辺剛選手は、今季は何とSCクラスにスイッチ。マシンは暫定仕様のCT9Aランサーを駆る。そして、ベテランドライバーの西原正樹選手が『伝説のメカニック』として知られる大原健氏と大原康氏を従えてSCクラスにスイッチした。車両はGJ3インプレッサにEJ20ターボを組み合わせた4WDマシンだ。
 西原選手は昨年までVAB WRX STIでPN4クラスを戦っていたが、今季からSCクラスに初参戦することになった。今年の1月からテストを重ねて熟成させてきただけあって、公開練習から速さを見せていた。雨が降る中で行われた決勝第1ヒートでは、西原選手が2位にコンマ5秒差を付けた1分18秒304のベストタイムで暫定トップに立った。天候の変化が読めない状況で行われた第2ヒートは、途中で小雨が降ったものの路面は順調に乾いていった。
 SCクラスの第2ヒートは各車2秒程度のタイムアップで推移していき、FWDマシンも1分18秒台をマークして仕切り直しの戦いとなっていた。クラス中盤で出走した西原選手はいきなり自己タイムを2秒以上更新して1分16秒051のベストタイムで暫定トップに立った。後続の選手たちは1分18秒台を超えられず、最終走者も1分17秒台止まり。その結果、西原選手が2013年以来の全日本優勝をモノにした。
 雨量の多い状況での出走となったPN3クラスの第1ヒートは、阪本芳司選手が1分29秒241で18位、西野洋平選手が1分27秒469で12位にとどまった。第2ヒートは各車5秒以上タイムが更新されることになり、阪本選手は6秒以上更新して1分22秒900で13位までアップした。もてぎは地元でもある西野選手も第2ヒートは約6秒タイムアップして5位入賞を果たした。
 PN4クラスの掛札選手は、第1ヒートで1分21秒076をマークして暫定4位を獲得した。第2ヒートでは自己タイムを3秒以上アップして1分17秒683をマーク。ベストタイムは1分16秒台だったため、第2ヒートも表彰台には届かず4位入賞となった。
 また、SCクラスを戦う田辺選手は、第1ヒートは1分26秒702で9番手だったが、第2ヒートはパイロンペナルティに沈み、生タイムでは3位表彰台を獲得できる状態だったが、1分22秒317で11位に留まった。

 全日本ジムカーナ第2戦は4月21〜22日に福島県にあるエビスサーキット西コースで開催される。昨年以来、さまざまな楽しみを提供してくれる好評の大会だけに、フォルテックサポートドライバーたちが繰り広げる真剣勝負の行方に注目だ。また、2017年全日本選手権のシリーズ成績は2017年11月末に開催されるJAFモータースポーツ表彰式で正式認定される。

2017年JAF全日本ジムカーナ選手権第1戦
もてぎ20thアニバーサリー スーパースラローム2017
開催日:2017年3月25日(土)〜26日(日)
開催地:栃木県・ツインリンクもてぎ南コース
主催者:チームシェイクダウン[SHAKE DOWN]/(株)モビリティランド



EJ20ターボ搭載のGJ3インプレッサを持ち込んだ
西原正樹選手がSC優勝。


強豪がひしめくPN4クラスにGVB WRX STIで挑む
掛札雄一選手は4位入賞。