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ウエットの唐津でフォルテック勢が強さを見せた!

JN6勝田範彦、未踏のツールド九州12連覇を達成!!

 全日本ラリー選手権はすでに2月に行われた群馬県嬬恋村のスノーラリーで開幕しているが、本格的なレギュラーシーズンは4月7〜9日に佐賀県唐津市周辺で行われる『ツールド九州2017イン唐津』で幕を開けた。
 ラリーは2デイで行われ、デイ1は8ステージ、デイ2は5ステージを走る合計13SS構成。唐津名物の4.28km『林の上』を始め、9.15km『羽金山』と1.91kmのギャラリーステージ『見返りの滝』を3回、9.36km『陣の山』を2回、そして3.82kmのギャラリーステージ『古窯の森』を2回走行する。
 エントリー総数はオープンクラスを含めて47台。全6クラスが成立してJN1クラスには何と11台もの参加者が集まった。またデイ2ではTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジの第2戦も併催されて19台が参加。合計66台の賑やかなラリーとなった。
 今年は新たなステージも登場してラリーのキャラクターも一変したが、例年にない雨模様となった唐津の山々では、慣れないウエット路面に苦戦する場面も見られた。

 開幕戦嬬恋の成績が正式認定されていないため、唐津が仕切り直しの開幕となったJN6クラス。今回参加したフォルテックサポートドライバーは、VAB WRX STIを駆る2016チャンピオン勝田範彦選手を始め、CZ4Aランサーを駆る奴田原文雄選手、CZ4Aランサーを駆る地元の徳尾慶太郎選手だ。
前日までの曇り空から一転して朝から雨が降り出したデイ1。9台のエントリー車両の中でトップタイムを叩き出したのは新井敏弘選手で、ウエット路面であるうちに後続の引き離しにかかった。対する勝田範彦と奴田原文雄選手らフォルテック勢は、約8秒引き離されてそろって出遅れてしまう。ところが、新井選手がすぐに後退する事態となり、そこからは勝田選手が3連続ベストを叩き出して応戦開始。奴田原選手もデイ1の2ループ目から速さを取り戻して3レ族3番手タイムを計測した。
デイ2は、デイ1をトップで折り返した勝田選手がトップタイムでスタート。デイ1で3番手だった奴田原選手は2番手タイムで追走する。総合では福永修選手が2位に付けていたがデイ2の2本目SS10で奴田原選手が逆転。フォルテック勢がワンツー態勢を築いた。午後のセクションは奴田原選手が3連続ベストをマークして追い上げたが、勝田選手との約32秒という大きな差を埋めるまでには至らず2位に留まり、勝田選手が逃げ切り優勝を確定。そして、勝田選手がツールド九州12連覇という偉業も成し遂げた。
徳尾慶太郎選手は、デイ1序盤からエンジン不調に見舞われて低迷。地元ラリーだけに大きな期待が寄せられたがクラス7位に終わっている。

 JN3は8台のマシンがしのぎを削る展開だ。フォルテックサポートドライバーの天野智之選手は、NCP131ヴィッツを操り総合順位でもシングルに入るスピードを誇る日本一のヴィッツ使いだが、今回は思わぬ伏兵に翻弄されデイ1ではやや精細を欠いてしまう。
デイ1では天野選手が4本のベストをマークしたもののCVTのヴィッツで挑んできた大倉聡選手が同じく4本のベストで接戦。しかもJN1クラスの上位2名のドライバーも同秒台で並んで来たため、クラスを跨いだ大接戦となった。それでも天野選手はデイ1の羽金山ではそれぞれ大きなマージンを築いて主導権を完全掌握しており、デイ2でも3度のベストタイムをマーク。この結果、2位に25秒差を付けて今シーズン2勝目を獲得した。
JN2クラスは3台の戦いとなったが、ZC6 BRZを駆るフォルテックサポートドライバー加納武彦選手が序盤から気を吐いた。SS1こそ2016年チャンプ明治慎太郎選手に奪われたものの、加納選手はSS2から4連続ベストをマークして追い上げる。しかし、明治選手が5連続ベストで応じたため差は広がり、加納選手もSS11で再びベストを計測したが約35秒の差は埋まらず2位に終わった。しかし、この2位表彰台は加納選手にとって全日本自己最上位。「今シーズンこそタイトル獲得」という積年の思いを新たにした。
JN1クラスには、フォルテックサポートドライバーの田中伸幸選手が久々に参戦。ZC31Sスイフトで挑戦する北海道のベテランドライバーだ。そして、今シーズンから神奈川のオクヤマがNCP131ヴィッツでワークス参戦することになった。ドライバーはいとうりな選手だが、今回は田中選手、いとう選手とも調子を出せず下位に低迷。次戦移行の活躍に期待したい。

 全日本ラリー選手権第3戦は4月28〜30日に愛媛県久万高原町で開催される『久万高原ラリー』。今シーズンのターマック4連戦の2戦目となる。第2戦唐津でも2クラスを制覇したフォルテックサポートドライバーたち。四国で繰り広げられるサバイバルラリーでも、頑強な勝負強さをいかんなく発揮してくれるに違いない。
なお、2017年全日本選手権のシリーズ成績は11月末に開催されるJAFモータースポーツ表彰式で正式認定される。


2017年JAF全日本ラリー選手権第2戦
ツール・ド・九州 2017 in 唐津
開催日:2017年4月7日(金)〜9日(日)
開催地:佐賀県唐津市周辺415.29km(SS総距離72.38km/ターマック路面)
主催者:グラベルモータースポーツクラブ[GRAVEL]



勝田範彦/石田裕一組がJN6優勝、
奴田原文雄/佐藤忠宜組が2位に入った。


JN2加納武彦/横手聡志組がデイ1では
4連続ベストを叩き出して2位表彰台。