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標高1000mの高地ラリー久万高原はサバイバル!

JN6奴田原文雄が6ステージベストで今季初勝利!!

 第2戦唐津から1か月を待たずに4月28〜30日に第3戦を迎えた全日本ラリー選手権。愛媛県久万高原町に舞台を移し『久万高原ラリー』が開催された。このラリーはターマックとグラベルの両フィールドを持つことでも知られているが、今大会は、おなじみの旧・美川スキー場を中心としたターマックラリーとしてスタートした。
 ラリーは2デイ合計8ステージで行われ、デイ1、デイ2それぞれ4ステージを走る。今回初の試みとなった久万高原町役場からセレモニアルスタートでラリーが始まり、デイ1は14.32kmの『西谷』と14.05km『大川嶺』を2ループする。デイ2は超ロングな23.39km『美川』が2本と、グラベルを約500m含んだ1.12kmのギャラリーステージ『スキー場』を2本を走る。ステージ数こそ少ないながら走り甲斐のある設定だけに、エントリーした39台のマシンたちは、澄み切った高原でのハイランドバトルに挑んだ。
 今回参加したフォルテックサポートドライバーは、JN6クラスはVAB WRX STIを駆る勝田範彦選手、CZ4Aランサーの奴田原文雄選手、徳尾慶太郎選手。JN3クラスにはNCP131ヴィッツを駆る天野智之選手が参戦し、JN1クラスには第2戦に続いてオクヤマワークスのいとうりな選手がNCP131ヴィッツで参戦した。
 ラリーウィークの愛媛は晴天だったものの、標高1000mを超える久万高原エリアは強風が吹き荒れ真冬を思わせる寒さに見舞われた。久万高原町役場からスタートしたクルーはステージに向かっていったが、いきなりサバイバルラリーの様相を見せた。

 今シーズンは2戦とも負け無し状態で好スタートを切っているJN6勝田範彦選手。ところが第3戦では、高地の洗礼を受けていきなりエンジントラブルが発生。SS1でデイ離脱することになってしまった。ライバル勢もエンジントラブルやタイヤバーストが生じて順位が下がってゆく中で、完璧なレース運びを見せたのは奴田原文雄選手だ。
奴田原選手は、SS1では2位に10.7秒差、SS2では13.9秒差、SS3は5.4秒差、SS4は14.1秒差という大差を付けて危なげなく独走。後半では駆動系に不安を抱えながらの走りだったが、デイ1で68秒6もの大量リードを築いて総合トップで折り返した。デイ2は、デイ1のステージを逆走で繋いだ超ロングSSが2本。何が起きるかわからない状況ながら、晴天の元でラリーがスタートした。
デイ2は勝田範彦選手と新井敏弘選手が復活し、オープニングのSS5は新井選手、SS6は奴田原選手、SS7は勝田選手が今大会初のベストをマーク。最終SS8では奴田原選手が今大会6度目のステージベストを計測して2位に約2分差を付けてフィニッシュ。危なげない安定した走りを見せた奴田原選手が両日ともフルポイントを獲得して久万高原を制した。デイ2で復活した勝田選手も2日目にはデイポイントを獲得している。
なお、デイ1を総合3位で折り返していた徳尾慶太郎選手だが、デイ2では2位の竹内源樹選手がタイヤトラブルにより失速したため、SS5〜SS6では自己最上となる総合2位を走ることになった。SS7では新井選手に逆転されて3位にドロップしたが、有力選手が相次いでトラブルに襲われた久万高原を完走。自己最上位タイの3位表彰台を獲得した。
JN3クラスは、約40秒の大差を付けて総合9番手に付けていた天野智之選手が、超ロングのSS5を6.9秒差、リピートのSS7では21.1秒差で引き離した。最終ステージもクラストップでフィニッシュし、開幕3連勝をモノにした。
そして、JN1クラスにチームオクヤマから織田千穂選手と女性コンビで参戦したいとうりな選手。クラス7位デイ1を終えていたが、デイ2オープニングのSS5ではクラス6番手、SS6では5番手、SS7では4番手と順位を上げ、結局クラス4位で完走を果たした。

 全日本ラリー選手権第4戦は5月19〜21日に福井県おおい町で開催される『若狭ラリー2017』。今シーズンのターマック4連戦の3戦目となる。マシンに流れる頑強なオイルは、どんな逆境でも滑らかさを失わない粘り強さを発揮する。第3戦久万高原でも2クラスを制覇したフォルテックサポートドライバーたちが、テクニカルな若狭の道をも制してスピードと強さを知らしめてくれるに違いない。なお、2017年全日本選手権のシリーズ成績は11月末に開催されるJAFモータースポーツ表彰式で正式認定される。

2017年JAF全日本ラリー選手権第3戦
久万高原ラリー
開催日:2017年4月28日(金)〜30日(日)
開催地:愛媛県久万高原町周辺261.72km(SS総距離107.70km/ターマック路面※一部グラベル)
主催:松山オートクラブ[MAC]
共催:チーム.エトワール[ETOILE]/ドライバーズ・クラブ・ルーキー[DCRO



粘りの走りで6ステージを制した
奴田原文雄/佐藤忠宜組がシーズン初優勝。


一時は総合2番手を走った徳尾慶太郎/ 枝光展義組が
JN6クラス3位を獲得!